消費的な趣味
僕の中の勝手な定義ですが、趣味というのは消費的なものと生産的なものに分けられるのではないかと思います。
「スマホゲームをする」などは分けやすいですが、「映画を見る」「本を読む」「スポーツをする」というのも含めて僕は消費的だと思います。
あくまで受動的なもの。
シンガポールに来てから会社の付き合いでゴルフを始めることになりましたが、レッスンに通うためにお金を使い、ゴルフ用具を揃えるのにお金を使い、ラウンドするのにお金を使う。
ゴルフの腕前は上手くなるかもしれませんが、特に何も生み出していないような気がして、生産的だとは思えません。
生産的な趣味
生産的な趣味は、言葉の通り何かを生み出すものと思っています。
「ブログを書いて何かを発信する」「絵を描く」「小説を書く」「レザークラフトで財布を作る」などなど。
「ピアノを習う」は消費的な感じがしますが、「作曲する」は生産的な感じがします。
生産的な趣味の特徴は、何かを生み出すという達成感を味わうことができると同時に、それを評価する誰かがいる場合、承認欲求を満たしてくれることにあると思います。
作曲をした。それで動画サイトに投稿したら何万という人が聴いてくれてたくさんの高評価をもらえた。
共感してもらえた。こんな喜びを得ることができる。
誰かに認めてもらいたい。自分の考えを表現したい。
そういう感情が誰しも少しはあると思っていて、一度認めてもらえたら病みつきになるものだと思います。
僕にとってのブログも書いているうちに Google から来てくれる人がいて、はてなから読者になってくれる人がいて、まだまだ文章とかも下手くそでたいしたこと書けないわけですが、それでも何人もの人が記事を読んでいると思うと、これが面白い。
毎日書くといったルールは自分の中で特に決めていないけれど、毎日アクセス数とか見たりたまにスターをくれる方がいたりして通知が来たり。
「あ、ブログ何か書きたいな」と思わせてくれるきっかけが毎日何かしらあります。
昔はまとめサイトばっかり見ていたけど、今ははてなブログの記事ばかり見ている。
まとめサイトでは、2ちゃんねるの不特定多数の意見がごちゃってなって、「いろんな考えがあるな」と全体を見ながら感じていたけど、はてなの場合だと一人一人がそれぞれいろんなことを考えているんだなと思える点が違う。
個人の考えをより深く知ることができる気がします。
生産的な趣味を作ろう
何かを生み出すということは、スポーツをやったり、読書したりすることとは一味違う。
内なる自分と向き合って、自分が何を考えいるのか自分と対話しながら、表現できるもの、表現する手段を考える。
それで、何でもいいから初めて見る。
サビの1フレーズ作ってみるでもいいし、詩を作ってみるのもいい。革と道具を買ってきて、小銭入れを作ってみるのもいい。
僕の場合は、ブログで文章を作ってみることを始めました。何かを作ってみました。まだたったの2ヶ月だけど、これを何年もやっていったらどうなるだろう。
一つずつ何かを生み出していったら数年後にいったに何が積み上がっているのだろう。そういう期待でいっぱいな今日この頃。
思い立ってつらつらと書いてみたら今週のお題と丸かぶりしていました。僕の「ブログを書く理由」でした。
(2020/11/01 追記)
この記事を書いてから数年が経ちましたが、結構生産的なことをやってみた気がします。Web サービスを作ったり、上記で書いていたボカロ曲を 2 曲作ってみたりしました。
その中で感じたことは、自分の頭を使って絞り出して作り出した物は、苦しい時もあるけど、出来上がったらすごく嬉しいということ。
そして、同じく作曲したり個人開発で web サービスを作っている人は本当にすごいなということ。
自分で作ってみて初めてわかる大変さとか、レベルの高さとか、理解の解像度がとても上がります。
これからもいろんなものを作ってみるというのを続けていきたいです。