うちの娘は 2 歳半でひらがなコンプリート、3 歳でカタカナコンプリート、3 歳半でスラスラ一人で読み始めるという成長を遂げてきたのですが、そこに至るまでにやってきたことを紹介したいと思います。
結論は地道な王道を歩むこと
先に結論を書きます。
- 0 歳から 1 ヶ月ごとに絵本を一冊購入して本がたくさんある家にする
- 寝る前に必ず 1 冊以上絵本を読むことを習慣化する
- 親も子も楽しんで絵本に接する
地道にコツコツでやってきました。それでは詳しく書いていきたいと思います。
絵本のたくさんある家
「絵本の読み聞かせが良い」って聞きますよね。子供の情操教育になるし、親子のスキンシップの機会にもなる。そして文字が読めるようになるとどんどん世界が広がっていって勝手に成長してくれる。
僕も子供が生まれるにあたって絵本の効果というのをいろんな育児本で読みました。僕自身が本に囲まれて育ったこともあり子供にも本好きになって欲しいと思っていました。
まずはじめに決めたルールは
- 「生まれてから 1 ヶ月に 1 冊絵本を買う」
でした。娘が生まれた日(10 月 28 日生まれだったら毎月 28 日)に本屋さんに行って絵本を買います。平日は買いに行けないので日付は前後しても OK。
まだ赤ちゃんの時は親が選んでいましたが、自我が芽生えてからは子供に選ばせています。(若干の誘導はしますけどね)
今では「絵本を買いに行くよ!」と声をかけると「やったやったー」と飛び跳ねるくらい絵本好きになってくれました。
見えるところに絵本を置く
ポイントは絵本をいつでもすぐに取り出せること。つまり子供の見えるところに置いておくことです。我が家ではキッチンカウンターの下を絵本棚にしていて、表紙が見えるように置いているので娘がいつでも好きな本を選んで読めるようになっています。
とはいえ置けるスペースに限りがあるので、見えるように置いてあるのは普段読む1軍だけ。赤ちゃん用の文字のない絵本などは別の本棚にしまってあります。
寝る前に必ず 1 冊以上絵本を読む
これ、習慣化するまでがすごく大変です。また、我が家で習慣化できたのは 2 歳半頃でひらがなが全部読めるようになってからでした。
それまではひらがながあまり読めなかったので、寝る前というよりは休日などのまとまった時間があるときに数冊読むという感じでやっていました。
2 歳半頃から夜泣きもなくなって(我が家は遅めでした)、生活リズムが整い、21 時に寝るというサイクルが回ってきたのも大きいと思います。
「絵本読んで寝るよー」
というのが寝る前の掛け声として定着し、娘に 1 冊だけ選ばせてそれを読みます。
文字を指差しながらゆっくり読む
2 歳の頃に読んでいた本はひらがなだけの文字の少ないものが中心でした。その時にやっていたテクニックとしては
「文字を一つずつ指差しながらゆっくり発音して読む」
これです。
ひらがなの読み方がわからない時期は、一つひとつ文字を認識してもらうところから。もっというと、「文字の一つひとつに音があること」を認識してもらう必要があります。
その理解の手助けをするために、文字一つひとつを指差してあげていました。その甲斐あってかどうかは科学的な検証はできていませんが、実感としてすごく効果があったと思っています。
続けていくと、日常生活の中で娘が「これは「あ」?」などと聞いてくるようになりました。こうなればしめたもの。ここぞとばかりに褒めちぎります。
そんなことを続けていって、ひらがなとカタカナを習得していきました。
親がツライ時はどうする?
読み聞かせ、地味に大変です。仕事で疲れていて読みたくない時も多々あります。それでも続けられたのは、無理をしないようにしているからだと思います。
どういうことかというと、どうしても体調・体力的にツライ時はすごく短い絵本を読むようにしています。「だるまさんシリーズ」とか、「おつきさまこんばんは」あたりであれば 2 分くらいで読み終わります。
「パパ、今日はもう眠くて長い絵本読めないから、これとこれどっちかにして?」
と言って、選択肢を短い絵本 2 冊に絞って娘に選ばせます。娘としては自分で選んだという認識ですからすんなり受け入れてくれることが多いです。
こうやって、1 日 2 分でもちゃんと継続していくと、絵本の読み聞かせを習慣化することができました。
楽しく読む。苦しい時間にしない
こうした絵本ライフで気をつけていることがあります。
- 娘に本を読むことを強要しない
- 娘が本を読むのを飽きたら深追いしないで諦める
- 読んでる最中にふざけてもそのまま会話を合わせる
こんな感じです。とにかく本嫌いになるようなことをしないこと。すなわち強要したり、しつこく読むように言ったり、叱ったりすることです。絵本を読む時間は遊びの時間と一緒。楽しくないと良くありません。
楽しい時間に叱られてしまったらそれがイメージとして残って以降の読み聞かせが楽しくなくなってしまうかもしれません。
目指すゴールはあくまで「本好きになってもらうこと」であって、目の前の絵本をちゃんと読むことではないです。そこを間違えないようにしています。
4 歳間近になって読み聞かせがさらに進化
最近は寝る前の絵本の読み聞かせタイムが進化しました。今まではパパが絵本を読んでいましたが、現在は娘がパパに絵本を読み聞かせるスタイルになっています。
パパは娘が読むのをひたすら聴くに徹します。
本当はパパが読みたいのですが、娘が楽しそうにしているのでこのまま見守ろうと思っています。
最後に
以上、我が家での事例をまとめてみました。誰かのご家庭の参考になれば幸いです。